重心とは、ある頂点とその頂点に接続する辺を全て削除したとき、各連結成分の頂点数が元の木の頂点数の半分以下になる頂点を言う。多くの場合重心は 1 つだが、ある辺を削除するとちょうど元の木の半分の頂点数の連結成分が 2 つできる場合、その辺の端点 2 つが重心となる。その場合は辺(の中点)を重心とする流儀もあるらしい?
また、木の重心とそれに接続する辺を全て削除し、各連結成分に対し同じように重心を求めていくと、その再帰の深さはたかだか $\lceil\log N\rceil$ となる。一度の再帰で連結成分の頂点数の最大値が半分以下になることによる。